2025年12月04日
こんにちは。
ベラガイア17☆人材開発総合研究所 代表の梅沢佳裕です。
本シリーズでは、介護離職の約8割が女性という現状をふまえ、
「働く女性が仕事と介護をどう両立できるのか」
「企業はどのように支援すべきか」
を、制度・データ・現場実務の視点から丁寧に解説しています。
第3回では、特に大きなテーマである
“働く女性に介護負担が集中しやすい構造的な背景”
を取り上げました。
たとえば、厚生労働省「国民生活基礎調査」では、
在宅で「同居の主な介護者」の約7割が女性という現実があります。
これは、女性が介護に“向いている”からではなく、
家庭内役割・職場文化・制度の歴史といった
複数の要因が重なり生まれた社会構造上の課題です。
さらに、
・昇進機会が介護のタイミングと重なる
・勤務時間の制約が賃金に影響する
・精神的負担の蓄積でキャリア継続が困難になる
など、キャリア面での影響も避けられないことを丁寧に整理しました。
仕事と介護を両立しながら働き続けるためには、
“女性自身が頑張る”のではなく、
企業・家庭・社会が構造を理解し、支援の仕組みを整えることが必要です。
シリーズ全体を通じて、
働く女性の権利を守り、キャリアを守り、
安心して働ける環境づくりに寄与する情報を発信していきます。
▼ 第3回の記事はこちら
https://kaigocampus.com/2025-12-04-women-careburden/
仕事と介護の両立支援、介護離職防止、ハラスメント対策、BCPなど、
介護・福祉実務に役立つ最新情報を随時更新しています。
実務者、企業担当者、行政職員の方にも幅広くご活用いただける内容です。
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